日常生活の中での何気ないシーンで出会った、あるいは、気にかかった文字や語。普段使っているのに本当の意味や語源を知らないでいた言葉など、改めて調べてみようと始めたblogです。

2016年4月4日月曜日

❮三百代言❯

❮三百代言❯  さんびゃくだいげん


▶(明治時代初期に資格の無い代言人[弁護士]を罵った語から)もぐりの代言人。
弁護士を罵っていう語。

▶詭弁を弄すること。また、その人。
                            【大辞林】

▶明治時代初期、代言人[弁護士の旧称]の資格無しに他人間の争いに関与し、訴訟や談判の引受けを業とした者の蔑称。三百とも。
三百は300文の略で、わずかな金の意。
                     【百科事典マイぺディア】


この語は、笹本稜平著「太平洋の薔薇」の中で発見しました。恥ずかしながら、初めて知った言葉でありました。
同作では、[詭弁を弄すること。また、その人]の意で使われていました。

思えば、このような人は多いですな。政治の世界、行政官僚と…。
筆者のごとく、否応無く下層で蠢く身にとっては不愉快極まりないンですな、これが。
いやいや、雲上人に限りませぬよ。
無為なプライドを守るためなのか、保身なのか、理屈にならない言い分を曲げぬ人ーーー
身近なところに結構見かけますよね。この三百代言。

0 件のコメント:

コメントを投稿